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2006年 02月 05日
行ったり来たり・・・10年かあ
今年に入って、P85mm、D35mmと立て続けにレンズを手に入れた。

新しいレンズを手に入れたのは、シグマの12-24mmを買って以来で、あれは2004年のルマンに行く前に買ったから、ずいぶん間があいたなあ~という感じ。

それに、今回買ったレンズは、あくまで日常の趣味で使うレンズで、サーキットに持っていく予定のレンズではないので、そういう意味では、サーキットで必要と思って買って来たレンズ以外のレンズを買うのは8年ぶりくらいになるのかもしれない。

独り身の時には、だれに言い訳するでもなく、欲しいモノを自分の甲斐性の範囲(それがまた無理があるときが多かったが)で買っていたけど、相棒が出来てからは、カメラは独り身の時のままで買い足したりしていなかった。以前にも紹介したが最後のカメラはNew F1だった。

最初に転機がきたのは、96年に子どもが生まれてしばらしくした時で、「子どもを撮るため」と言う言い訳のもと、中古のEOS 5とEF 100mmF2.0を買った。これが、AFデビューである。うろうろと動き始めた子どもを撮るには、AFが便利なのではないかという単純な気持ちだった。

そのEOS 5がしばらくして不調になり、買った店に修理にだしたら、程度のいい中古のEOS 1nが有った。「差額出すから、これに代えてくれ」とわがまま言って、交換してもらった。

まだ、ネットオークションなんかなかったなあ。多分97-98年くらいのことだと思うけど、手持ちのMFレンズたちをCAPAの「売ります買います」で処分して、EFレンズを少しそろえた。

98年に何年ぶりかにF1を観戦に行って、写真を撮ったのがきっかけで、FNにも出かけた、それが現在に至るすべてのきっかけだったのかもしれない。

それからというのも、モータースポーツを撮影するのに必要な機材のみを追い求めていたので、余裕がなかった。そして、必要に迫られて、デジタルも速い段階で撮り入れた。99年には、仕事で写真を撮る環境になってしまった。最初は、キヤノンさんに頼んでD2000を借り出して仕事をしてみた。198万円の定価のカメラを自腹で買えるわけもなく、しかたなく、フィルムでとってスキャナでという作業を続けたが、モンモンとしていた。

なので、D30が出たので飛びついたが、これでモータースポーツを撮るのは相当技を要した・・・でも、デジタルが必要な仕事だったからしかなかった。

そんなこんなで、年々デジタル一眼レフカメラを追いかけていたら、レンズを買う余裕などなくなっていく一方だったわけで・・・そのおがげで、すっかりデジタル&AF生活が必然となってしまった。

NewF1やOM-4などを使っていた時は、とにかく明るいレンズが欲しかった。ピントの合わせやすさとかもあるけど、レンズのその姿自体が大口径の単焦点レンズは美しかった。ガラスの塊という感じがなんとも好きだった。それに、MFのピントリングはねっとりと周り、ファインダーでスーっと結像するピントも気持ちよかった。

でも、日々のAF撮影でそんなこと忘れてしまっていたのだろうか、いや忘れたわけではないけど、追い求めてはいなかったのかも知れない。それでも、D30にミノルタαのスクリーンを削って入れたり、1Dにもミノルタαのスクリーンを入れて、置きピンで撮っていたんだが。

昨年5Dを買って、スクリーンをMFしやすいのに交換した。以前から気になっていたマウントアダプターで、コンタックスのレンズをつけることを思い立った。05年内にアダプータは手にいれたのに、レンズがまだだったが、今年にはいって、手にすることが出来た。

コンタックスのMFレンズ手にしてから、ほぼ毎日何かを撮っている。

撮ってみて改めて痛感したのは、AFで無ければ撮れない写真がたくさんあるということだった。ねっとりゆっくり動くMFでは、追いつかないシーンは多々ある。しかし、それがなんだというのか、こんどはMFで無ければ撮れない微妙な感覚、ゆっくりとした時間の流れ、被写体との対話ともいえるような間を取り戻することができた。

AFが便利だと取り入れ、MFに対話があると戻る。行ったり来たりは、歴史の常か??

行ったり来たり・・・10年かあ_c0009443_3522590.jpg
EOS 5D C/Y D35mm F1.4 私の必需品。

by hunau | 2006-02-05 04:23 | 日常


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