2006年 08月 23日
なぜ聖地スプーンへ
いやあ、あの暑さにより体力があそこまで奪われてしまうとは、予想外だった私ですが、スプーンを目指してよかった・・・行ってよかった、良いシーンが撮れた・・・と思って帰って来ましたわいなっ。

しかし、出来上がってきた写真を見れば、「まだまだやのう・・・・足りんもんが山ほどある」と、モニターを眺めながら「次は・・・」なんて、甘いことを思ったりするわけです。

あの天気、このレース、だからこその日が暮れる時間帯のわずかな間に、どれだけ自分のイメージをまとめ上げて、形にするかというのが大切なところ・・・次は、やっぱり「ない」のです。

実は、私は昨年、1000kmには行ってなくて、家でごろごろ過ごしていたはずです。

暑いの嫌いなんやも~ん。

なのになぜだか今年は、パリに住む凄い人M氏が、開幕戦直後くらいからずっと「1000kmで・・・」と言い続けておられたわけで、私みたいな根性なしは、1000kmは出来れば「パス」してしまおうと密かに思っていたのに・・・・

でも、その当人は、「暑いからこそ夏。暑いの大歓迎」とか笑い飛ばしてしまう人だから・・・・。

土曜日に、夕食をご一緒した時に、私の写真仲間も同席させていただいたのだけど、最初は緊張した面持ちだった他のメンバーもみんな、M氏のペースに巻き込まれて、やんややんやの大歓談会に。

気がついたら、満員だった居酒屋の客は、みんないなくなって、我々とアベック一組だけになってしまってましたとさ・・・。

そこで、私の「ふにゃふにゃ、根性なし」ぶりを、高らかに笑い飛ばしてもらって、沢山の勇気とやる気をもらってしまうと、これが不思議なことに、もりもりと力がわいてきたように感じる。

この辺がいかにも単細胞のおばかさん、あっという間にその気になって、根拠なしの力がどこからともなく沸いてきたように勘違いする。

すると、「よし、明日は天気しだいで聖地スプーンに行かないで、済ますわけにゃいかんだろう」なんて、またまた根拠のないスケジュールを勝手に作ってしまうわけですね。

最初に私が頭の中で作ったタイムスケジュールは、以下の通り

・スタート前にグリッドでPP付近を撮影。
・即座に1コーナーのスタート台に移動。
・スタート後、2コーナーで撮影、S字で撮影、適宜切り上げて、シケインに向かう。
・スーパーラップを撮影した場所でしばらく撮影。
・3時に引き上げて、4時過ぎまで休憩。
・5時過ぎにはスプーンに到着できるように歩き出す。
・6時過ぎにスプーンを出て、グランドスタンドから表彰式を撮る。

というような感じ。

で、実際は・・・・シケインに到着するところまで、私のタイムスケジュール通り順調に進んだものの、シケインで撮影が長引き、午後3時半くらいになってしまった。

いつまでも撮ってても仕方ないので、踏ん切りをつけてテクテク歩いて、ピット方面に戻ると、ちょうど12号車がピット・インするらしくクルーが準備して待っているのが見えた。ピット作業を撮影して、パドックからグランドスタンドに抜けるトンネルをあるいて、グランドスタンドの階段を上って、グランプリスクエアに出て、ここで飲み物でも買って休憩してから行こうとおもったのに、自動販売機には「売り切れ」の赤いランプが並ぶ・・・暑いからなあ・・・しかたない、この先にも自動販売機はいっぱいあるから、そこでドリンクを仕入れて休憩しよう。

そう思って、最終コーナーの方面に向かって歩き出して、B2席をショートカットして行こうとおもって、B2席に入ったら、ついついまたいつものシケイン立ち上がりを撮りたくなって、そこで少し撮影。

おいおい、休憩はどうなるんだよ・・・

また歩き出して、130Rを見下ろす丘で風にふかれて、「気持ちよいなあ~」と思って見ていたら、ああっ、バックストレートを走る姿を撮りたくなってきた。そこでまた、しばらく撮影してから、ヘアピンをショートカットしてスプーンに抜けるとても急な坂道を降りていった。

しかし、その緑豊かな「山道」で、ついに力尽きて座り込んでしまった・・・・日陰で、しばらく汗をふきふき手持ちのドリンクをちびちび飲んで休憩。

疲れ切って、こうべを垂れて地面を見ていたら、だれかが横を通り過ぎてから戻ってきて、声をかけてくれたKubonoyaさんだった。バックストレートスタンド方面にいくという、「行ってらっしゃい」と見送ってからもしばらく休憩。

よっこらしょと、立ち上がってトンネルを抜けて、階段をのぼってやっと平なところに戻ってきた。200R横からコース沿いの道は、スプーンへの入り口という感じ。ここにも自動販売機がある。F1の時以外はたぶんこの先には、店はないし自動販売機もないはず。そういう意味では、最終補給ポイントという地点であ。祈る思いで自動販売機に近寄ったがまたしても、「売り切れ」の赤いランプが並ぶ・・・・・

あああっ、これから砂漠のなにもないところに行くのに・・・飲み物が手に入らないという、そんな恐怖にも似た感覚を覚えて、手持ちのドリンクの量を再度確認・・・

無事にスプーンにたどり着いたが、さてグランドスタンドで表彰式を撮ることができるように帰還することが出来るのか・・・その時点では、もうそんなこと考えたくなくなっていたので・・・ただただ、聖地スプーンに到着した喜びに浸っていた私だった。

あああっ、やっぱり「おばか」だあ~ねぇ~
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by hunau | 2006-08-23 21:10 | 写真


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