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2006年 11月 26日
なにをこれからやり遂げることができるのか
今回、ブノワからオファーをもらって、引っ張り出してきた過去の写真たちは、日の目を見ることが出来てとても幸せな写真たちだったのだろう。

今回のことで、ふと私は思った。

私のライブラリー(とは呼べるようなモノではないけど)のフィルムやHDDに納まっている多くの写真たちは、一生日の目を見ずに、静かにまるで墓場で眠るようにずっとそこに安置されつづけるのだろうか。

デジタルを比較的早くから取り入れたこともあり、プノワの写真ほどではないにしても、HDDの中には、いつでも誰かからオファーがきたとしても、そこそこの数の写真を提供できるだけの撮影を続けてきた。

特にFNに参戦してきたドライバーが、ギャラリー用に写真が欲しいと言ってきたら、誰であってもある程度の数を提供できるはずだ、と自負している。

写真のクオリティにもし「価値」というモノがあるのなら、その「価値」を誰が判断してくれるのだろう。

眠りつづけている私の写真たちに「価値」が存在するとするのなら、いつどこでだれの役にたつことができるのだろう。

先日、プロ野球チーム・ソフトバンクのある投手が自分の投球数に応じて、ワクチンを寄付する「それが自分のルール」として支援活動をしていることを知った。とても感銘を受けた。なにもしないで、自分のことしか考えるこができない日常が続いてる自分が惨めで悲しい。

写真を撮ることができる私の幸せは、日本で、世界のどこかで、様々な苦境に対峙している人たちから見れば、贅沢以上の贅沢であるに違いない。自分にできることがなんなのか、もっと真剣に考える必要があるように感じてならない。

デッドストックの写真の数だけワクチンを送るというように、「自分のルール」を決めたら残念ながら私は、破産してしまうだろう。

でも、きっとなにかあるはず・・・なにか・・・そのなにかは、きっとある。

by hunau | 2006-11-26 04:41 | 写真


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